米旅客機衝突事故 ヘリ側に管制官が2回警告も衝突回避行動とらず
米国の首都ワシントン近郊で1月29日に小型旅客機と陸軍のヘリコプターが衝突した事故で、1日付ワシントン・ポスト紙は衝突の2分前に管制官がヘリに対して旅客機の接近を警告していたと報じた。
航空専門家が管制官とヘリの無線通信を分析。ヘリへの警告は2回あり、ヘリの乗員は2回とも旅客機が見えていると応じたが、衝突回避行動を取らなかった。
衝突した旅客機の後方で別の航空機が飛行しており、ヘリの乗員は警告対象を別の航空機だと誤認した可能性がある。
この事故では旅客機の乗客乗員64人とヘリの乗員3人の生存が絶望視されている。