さいたま市のバーで経営者の男性を殺害したとして、暴力団組長の男らが逮捕された事件で、警察はきのう指名手配していた男2人を逮捕しました。

この事件は、去年12月、さいたま市のJR大宮駅近くのバーで、このバーの経営者、常本正昭さん（55）が頭や胸などに暴行を加えられ、殺害されたものです。

警察はおととい、殺人の疑いで指定暴力団「住吉会」系の暴力団組長、生井雄樹容疑者（41）ら男3人を逮捕。

警察は、常本さんの殺害後に現場から逃走していた三田魁斗容疑者（24）と市川晃慈容疑者（23）をきのう指名手配して、行方を追っていましたが、2人はきょう午後、さいたま市の岩槻警察署に出頭し、逮捕されました。

2人は、「ニュースを見て出頭した」と話していて、市川容疑者は「これ以上逃げてもしょうがない」と話しているということです。

警察によりますと、2人は暴力団組長の生井容疑者と密接な関係にあったということで、警察は、常本さんとの間に何らかのトラブルがあったとみて、事件のいきさつを捜査しています。