ロシア、移民労働者受け入れ国拡大へ ミャンマーと協議=経済相
ロシアは、移民労働者の受け入れ国を旧ソ連諸国からミャンマーを含むアジア諸国に拡大したい意向という。インタファクス通信がレシェトニコフ経済相の発言として4日に伝えた。
旧ソ連出身者は伝統的にロシアの移民労働者の大半を占めてきたが、失業率が過去最低の2.3%に低下する中、プーチン大統領は労働力不足を問題視。2月28日には鉄鋼メーカーのセベルスタリが、建設部門への移民労働者受け入れを禁止する地方政府の動きを批判した。
インタファクスによると、レシェトニコフ氏は下院で「移民の誘致に慣れた国にばかり固執すべきではないだろう。世界には自国の労働資源を積極的に、ひそかに意識的に輸出している国が多数あり、われわれは全く新しい国に目を向ける必要がある」と述べた。
その上で、ロシアはすでにミャンマーと協議中と明らかにした。ミャンマーは人口5500万人のうち、約600万人が海外で働いている。