女性警察官のスカート廃止…交番勤務時、酷暑対策でポロシャツ導入
警察庁は21日、警察官が交番勤務などの際に着用する制服を新年度から見直すと発表した。業務合理化の一環で、着用が減っている女性警察官のスカートを廃止するほか、暑さ対策としてポロシャツを導入する。
女性警察官には1940年代から一部でスカートが支給されており、国家公安委員会規則で76年に制服と明記された。だが、最近はズボンを選ぶ女性警察官がほとんどで、礼服などを除いてスカートは廃止する。
また、近年は酷暑の影響で、制服警察官が熱中症になるケースが相次ぐことから、通気性や速乾性に優れたポロシャツの制服を取り入れる。従来の制服と価格は同程度で、色やデザインに大きな変更はないという。
警察官が現場でかぶる「活動帽」は頭頂部をメッシュ素材とし、交番や駐在所内での脱帽も認める。全国の警察で順次、切り替えを進めていく。