千原せいじが和尚≠ノなった経緯を告白 動物専門に供養「僕自身は何も変わらない」
「千原兄弟」千原せいじ(54)が15日、取材に応じ、天台宗の僧侶になった経緯や今後について告白した。
せいじは僧侶として、亡くなった人の供養ではなく動物専門の供養をしていくという。過去に文春砲を2発浴びたガサツ芸人が得度してせいじ和尚≠ノなったことで、煩悩≠ノ打ち勝てるのかが気になるが…。
せいじは2日に自身のインスタグラムで「本日、得度式をあげさせていただきました。天台宗 千原靖賢和尚となりました。今後ともよろしくお願いします」と突然報告し、世間を驚かせた。
この日、都内で作家で僧侶の家田荘子氏(年齢非公表)とユーチューブ撮影を行った。家田氏が毎月行っている関東大震災の被災者の吉原遊女供養に同行し、対談。この模様は2人のユーチューブチャンネルで近日中にそれぞれ配信される。
せいじは家田氏との対談で、動物専門の供養を行っていくと明かした。
僧侶になったきっかけは縁。自身の友人が宗派を理由にペットと一緒の墓に入れないという悩みを抱えていることを別の友人に話したところ、「(別の知人から)『お前がお坊さんになってそういうこと(ペットと一緒に墓に入れるように)せいや。実は寺を持ってんねん。ウチの寺のお坊さんになったらエエんちゃう?』と言われた」。これがきっかけだった。
ガサツな性格で、弟の千原ジュニア(50)いわく「残念な兄」として芸能界にその名をとどろかせる。2019年には週刊文春に2度も不倫を報じられた。自由奔放かつ豪快なキャラは魅力でもある。僧侶になったことで煩悩≠ヘ胸の内にしまい、殊勝になるのか。
密教は煩悩をなくす必要はないようで、せいじは取材に「僕自身は何も変わらないです」と一蹴。「人生においてお坊さんにならへんか?なんて声を掛けてもらうことはないじゃないですか。エエきっかけやなと思った。自分が想像してなかったことっていうのは、やっぱり楽しい」と笑顔を見せた。
今後は厳しい修行が待っている。得度式は「吉本の養成所NSCに入ったみたいなモン」と例え、「修行はむちゃくちゃ厳しいみたいですよ。だからといって、普段から修行みたいな生活をする必要はないです」と生活スタイルは変えない。
気になる女性スキャンダルについては「2回あったことは事実やから。3度目があるかどうかですか? それは出会いかな。出会いがあるかどうかですよね〜」とジョークを飛ばした。
芸人と僧侶の仕事のバランスも求められる。
「54(歳)になって、いちいち仕事を選ぶとかじゃなくて、呼んでいただけたら、ありがたいなぐらいのことです」と流れに身を任せる。周囲の反応については「ジュニアは何も知らないです。会ってないですから」と伝えていない。
取材が長引くと、「何も変わらないんで、心配しないでいいです」と笑ってガサツに締めくくった。