イスラエルがヒズボラ本部を空爆 指導者ナスララ師を標的か
イスラエル軍は27日、レバノンの首都ベイルート南部にある親イラン民兵組織ヒズボラの本部を空爆したと発表した。
イスラエルメディアは、指導者ナスララ師を標的にした攻撃だったと伝えた。ナスララ師の安否は不明。レバノン国営通信によると、空爆で6人が死亡し、91人が負傷した。
イスラエルのネタニヤフ首相は27日、ニューヨークでの国連総会一般討論で演説し、ヒズボラへの攻撃を続ける意向を表明した。
首相府によると、ネタニヤフ氏は予定を繰り上げて帰国する。
レバノンではヒズボラ戦闘員が使うポケットベルなど通信機器が相次いで爆発した後、イスラエル軍の大規模攻撃が続いている。
今回の空爆を受け、ヒズボラが報復としてイスラエルへの攻撃を強化し、交戦がさらに激しくなる恐れがある。
イスラエル軍はヒズボラ本部が「意図的に居住用ビルの下に造られていた」と説明。イスラエルメディアによると、同国治安筋は空爆時にナスララ師が本部にいたと述べた。