「男性専用車両」運行の中止を発表 ネットで物議…主催・NPO法人が経緯説明「賛否両論あることは理解」
NPO法人「日本弱者男性センター」は公式SNSを通じ、17日に大阪の路面電車で予定していた「男性専用車両」の運行を中止すると発表。経緯を説明した。
今月2日、11月19日の国際男性デーを前に同法人が路面電車を貸し切って「男性専用車両」を運行することが報じられた。報道した産経新聞によると、過去4度都電荒川線で運行されたが、今年初めて東京都外での運行を予定していた。
「男性専用車両」についてはSNSを中心にさまざまな声が上がり話題に。そんな中、同法人は今月5日に「詳しいことは後日記載いたしますが11月17日に大阪で行なわれる予定でした男性専用車両イベントは中止となりました。大変申し訳ございません」と中止を発表した。
この日「こちらが中止になった経緯をご説明いたします」として経緯を公表。「先ずはイベントを楽しみにされていた方に心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、大阪で開催するにあたり打診した鉄道会社と話を進めていたが、鉄道会社が社内で精査した結果、車両の貸し出しは不可能という結論に至ったという。
同法人は「その後、色々と法人内で話し合いをしましたが結果的に中止にせざるを得ないと決定いたしました」と説明。なお、「この件については調査役様には社名を含めてありのままお話しする事の許可は得ております」とした。
「男性専用車両」への賛否両論については「男性専用車両という名称で賛否両論あることは理解しております。否定的な方もおられるとは思いますが今後も多くの方に理解を得られるようにこれからもきちんと説明を行い、来年の活動も行っていきたいと思います」と主張。「また17日の当日は中止を知らない方もいるかもしれませんので産経ニュース様で記載された場所に男性専用車両の看板を持ち、来ていただいた方にはきちんと説明と謝罪を行いたいと思います」と呼びかけた。