石破首相「最低賃金20年代に1500円」に高橋洋一氏「算数が…」ほんこん「4月までもたん」
東野幸治がMCを務めるABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分=関西ローカル)が11日、生放送され、年明け早々の「大連立」発言でも揺れる石破政権について特集した。
石破茂首相は6日の年頭記者会見で、元日放送のラジオ番組で「選択肢としてある」と言及した野党との「大連立」について「今の時点で考えているわけではない」と釈明するなど、支持率も芳しくない。
元NHK政治解説主幹の岩田明子氏は、石破茂首相が「楽しい日本を国民の皆様方とともに作り上げていきたい」としたことに「もうちょっと外交防衛であるとか多角的にビジョンを示さないと」と指摘。すると、元内閣官房参与で京大大学院教授の藤井聡氏が「楽しいのは石破さんだけ。(昨年元日に被災し、復興も途上の)能登の方々に、言えるんか! ですよ」とキレた。
元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏は「具体的な話として、最低賃金がある」と言い、参戦。最低賃金について「2020年代に全国平均1500円に引き上げる目標 国として最大限の対応作を講じる」とした案件を解説した。
「今1000円ちょっと。2029年まで、あと5年しかない。ちょっと暗算で計算しても、過去最高水準が7%で、それを5年連発するって。10%近いのを5年連続で連発するって。この人、数学がまったくできてない。いや、算数ができてない。これ、私ちょっと目が飛び出ました」
高橋氏は荒唐無稽な話だと指摘。レギュラー出演者の漫才師オール巨人も「友達の店でも、時給1500円? うち、つぶれるわって。そういう中小企業いっぱいある」と庶民の受け止め方を伝えて同調した。
一方で、タレントほんこんは、石破首相が「この人ね、(首相の)寿命、分かってると思うんですよ。4月までもたんでしょ。だから言うてるんでしょ?」と疑義を示していた。