37歳急逝の元MLB左腕、死因は“薬物中毒”か 衝撃の報告書「口に白い物質」「吸引器具」
6日(日本時間7日)に37歳で死去した元オリオールズのブライアン・マティス氏の死因は、薬物の過剰摂取だった可能性が高いと地元メディア「ボルティモア・バナー」などが伝えた。
同メディアによると、マティス氏の母・エリザベスさんがアリゾナ州の自宅のソファーに寄りかかっているところを発見。
フェニックス警察署の報告書には「口には白い物質がつき、フェンタニル(鎮痛薬)、ヘロイン、コカインを使用する際に使うストロー、アルミホイル、吸引器具が右手近くの床で発見された」と記載されているという。現地警察によると、事件性はないという。
マティス氏は球界復帰を望んでいたが、亡くなる直前は精神的に不安定だったようだ。亡くなる2日前の4日(同5日)に「何も思い残すことはない。望みは全て叶えた」と発言。エリザベスさんは緊急外来へ連れて行ったが、その後にマティス氏と連絡が取れない状態になった。
エリザベスさんは、マティス氏には違法薬物の使用歴はあるが、ここ8か月間は使用していなかったと証言しているという。
マティス氏は2008年ドラフト1巡目(全体4位)でオリオールズ入り。2009年にデビューし、2013年から3年連続で50試合以上に登板した。メジャーではカブスに移籍した2016年が最後。通算280試合登板、27勝41敗、防御率4.92。