トランプ氏所有のゴルフ場に落書き「ガザは売り物じゃない」再開発構想に抗議
トランプ米大統領が所有する英北部スコットランドのゴルフ場で8日、コースや建物の一部に落書きなどの被害が見つかり、警察が捜査を始めた。英国を拠点に活動する親パレスチナ団体が同日、犯行を認め、パレスチナ自治区ガザをリゾート地として再開発するトランプ氏の構想に抗議するとの声明を発表した。
コースには白い染料のようなもので「ガザは売り物じゃない」と書かれ、クラブハウスにも赤い塗料がかけられていた。活動団体「パレスチナアクション」は、ガザを破壊して民族浄化し、乗っ取ろうとする米政権の計画に対抗したと表明。トランプ氏が「ガザを所有物のように扱うことを認めない」と訴えた。
トランプ氏は2月、ガザの住民を域外に移住させ、米国がガザをリゾート地に再開発する構想を発表。パレスチナやアラブ諸国が反発している。