石破首相 10万円商品券→他でも配った 回数「両手で数えて足りるか足りないかくらい」国会ざわつく 若い頃はもらって「航空券に変えた」
石破茂首相が、3日に首相公邸で自民党衆院議員1期生15人を集めて会食した際に、土産名目で1人当たり10万円分の商品券を配っていた問題について、14日の参院予算委で追及質問が相次いだ。
首相公邸を使い、正副官房長官も同席していたが「政治活動ではございません」と譲らず、政治資金規正法が禁じている「政治活動に関する寄附」には当たらないと主張した。
予算委では、先立って行われた13日夜の会見で、石破首相が他の会合でも同様に商品券を配ったことがある旨の発言があったが、同様の金額かと質問されると「額はそれぞれ記憶いたしておりませんが、それ(10万円)よりも上回る額はなかったというのが、覚えているところ」と述べた。
いずれもポケットマネーかと聞かれ「もちろん(私費)」とし、回数を聞かれると「回数が何回かを明確にお答えするだけの資料を持ち合わせておりませんが、おそらくは、私は常に常にそういう会合が少ないとお叱りを受けている人間でございますので、両手で数えて足りるか足りないかぐらいではないかなと思います」と語った。
首相は予算委で、「私も若いころにいただいたことがありますが、右から左に色んなものに消えていきました」「ホテルの旅行代理店で航空券にかえたこともよく覚えている」とも語り、野党側がざわつく場面もみられた。